カーテン、どのくらいの頻度で変えてますか

普段何気なく使われているカーテン。
皆様はどんなタイミングで購入して、どんなタイミングで替えていますか？

物を大切に長い間使い続けるのは素晴らしい事です。
しかし、長期間お手入れせず、適切に交換などもせずに使い続けていると、本来の機能が失われたままになってしまうことも。
もしかしたら生活に悪影響も出るかも？

今回はそんなカーテンについてお話しします。

 

 

カーテンは本来、遮光、覗き見防止、防音、仕切りなどの目的で窓などに吊下げます。
更に防炎、断熱、防汚、遮音、抗菌、防カビ、防虫、防臭、防水などの機能を持ったカーテンも販売されています。

それぞれのお部屋の特性に合わせたカーテンを使用することで、快適な空間になりますが、
このカーテンの寿命、一般的には「4～5年」で交換が目安です。

もちろん、設置されている場所によっても寿命が異なります。
南向きの窓で毎日日差しをたっぷり浴びている場所のカーテンは熱・紫外線などを浴びているので劣化が早まります。
開け閉めの頻度が多い場合も生地自体に負荷がかかりますので、劣化のスピードは早くなります。

 

カーテンももちろんご自宅の洗濯機で丸洗いできるものがあります。

 

例えばこちらの写真のようにタグが付いているものであれば、

・非常に弱い40度以下で洗濯可能
・漂白剤は使用不可
・アイロンは低温（110度）以下で
・石油系溶剤でのドライクリーニングは弱い処理で
・洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない

という条件付きで洗うことが可能です。

※タンブル乾燥＝コインランドリーなどで見かける「洗濯物を回転させながら温風で乾燥させる」方法

 

洗濯機の種類にもよりますが、なるべくカーテンを洗濯ネットに入れ、やさしく洗うコースで洗濯。
乾燥機又は乾燥機能は使わずに、カーテンレールに吊るし直して自然乾燥させましょう。
水を含んだカーテン自身の重みでシワも伸びます。

 

ただし、頻繁に洗濯する必要はありません。
年1～2回にとどめておきましょう。
頻繁にやりすぎても機能の低下を招きます。

 

ご自宅でできないカーテンの場合、クリーニングに出せる場合もあります。
詳細はお近くのクリーニング店へご相談ください。

 

また、ちょっと手間ですが、手洗いという方法もあります。
ゴシゴシこすらずに、押し洗いし洗濯ネットに入れて洗濯機の脱水にかけます。
この時もやはり脱水は短い時間に設定してください。
長時間脱水すると、逆効果で劣化してしまいますので、30秒程が適切です。
30秒程脱水したら、やはりカーテンレールに吊るして乾燥させます。

 

いずれの場合でも、カーテンの重みでカーテンレールが変形したり、留め金具が緩んでいるとカーテンレールが落ちてしまったりする場合があります。
その恐れがある場合には、「物干し竿」に「陰干し」で乾かしてください。

 

 

・破れてしまった場合
・縫い目や生地自体にほつれが出てきた場合
・手触りが購入時と異なっている場合（ふわふわだったものがツルツルに、サラサラしていたものがベトベトに、等）
・色がくすんでしまった
・遮光カーテンだったが、生地が劣化したのか、あまり遮光しなくなった
・断熱だったはずだが、暑さ寒さを感じるようになった
・あきらかに湿気を含んでカビが発生している

 

このような状態になったら、目安である「4～5年」を待たずに替えましょう。
折角の機能も失われてしまい、ただの布を吊下げているだけになってしまいます。

 

また、特に抗菌、防カビ、防虫、防臭機能が備わっていたものを使っていたのに、
これらの機能が失われてしまうと、ホコリを出すだけの布だったり、異臭がしたり、
防カビだったはずなのにカビが発生してそのままにしてしまうと、お部屋の空気も汚れてしまい、健康に影響が出るかもしれません。

 

目に見えて「破れてしまった！」という場合以外は、なかなか取り換えに至らないものの一つがカーテンかもしれませんが、
これらの目安の一つに該当する場合は、思い切って一新してみると、お部屋の印象も変わるかもしれません。

 

それぞれの状態があるので、今替え時！というのがなかなか難しいかもしれませんが、
気分を変えたいから替える、というのも間違いではないと思いますので、これらを目安にしてみてください。