近年、気候変動の影響により自然災害が増えています。

大阪でも2年前に大きな地震によるブロック壁の倒壊事故がありました。

まだまだ古いブロック壁が多く残る地域もあります。
空き家問題なども関係し、行政から危険箇所だと指摘されても何も対策されていない（できない）場所も存在します。

今回、T様邸では崩壊の恐れのあるブロック塀のリフォームを行いました。

一部はすでに倒壊し、塀と家の間の隙間に落ちてしまっています。
家の外壁に当たっている部分も見受けられます。

②ギリギリの状態でコンクリート壁に乗っている状態ですね。
構造としては、下にコンクリート壁、コンクリート壁から出た鉄筋を支えにブロックが積まれていましたが、
経年劣化が進み、ブロック部分が崩壊してしまっております。
剥き出しになっている鉄筋も錆びていました。

③また、ブロック塀があった裏にはコンクリート壁がありますが、
当初は隣の敷地の壁にピッタリくっついていたものでした。

壁と壁の間に植物がちょっと見えていますが、本来はこのような植物が見えるようなスペースはありません。

ちなみに、このこのコンクリート壁までがT様の土地となります（境界標が誤っております）

この空間も埋めないと、水が入り込んでしまい崩れる原因などの様々なリスクが生じます。

このままこの2重の壁を放置しておくと、崩壊を招き、今はまだ無事である家屋にまで影響が及んでしまいます。

④崩れる恐れのあるブロックを撤去、更に隙間が空いてしまったコンクリート壁も撤去しました。

⑤⑥⑦⑧⑨元あったコンクリート壁の上に新たに補強し、2重の壁を1枚のコンクリート壁に造り変え、ご自宅を守る壁として生まれ変わりました。

壁、フェンス、塀などは、何かあった場合に、ご家族だけではなく外部の方にも影響がでる可能性があります。

工事内容によりましては行政より補助金が出る場合もあります。
使える制度はどんどん使って快適な生活にしたいですね。